白乾児

数多いルパンの敵の中でも高い人気を誇る白乾児。ルパンいわく「酔っぱらいそうな名前」(笑)。
白乾児には“ハードボイルド”という言葉がぴったりですよよね。クールでニヒル(ってのも死語ですが)、平気で女を殴りつける冷酷な男なのにどこか魅力的。特にルックスが良いわけじゃないんだけど(笑)。あの不二子が惚れた男ですものね。白乾児にあれだけひどい扱いされたのに愛してるなんて、女心はわからないもんですねえ。


☆採 点 表☆
強 さ 誠実さ 頭の良さ 図太さ 包容力 優しさ 財 力 刺激度 合 計
22



☆本人たちの気持ち☆

不二子→プーン

「二人の男を愛してしまった」と不二子自身が言ってます。おそらく最初はフィルムを手に入れるために白乾児に近づいたんでしょうけど、本気で惚れてしまったんでしょうねえ。
だいたい『オープンリールデッキ相手に一人語りを吹き込み、あのでかいデッキをバイクに乗せ白乾児の家に行き、物音を立てないように再生ボタンを押して、白乾児が出てくる前に急いで逃げる』なんてしちめんどくさい事、愛がなきゃできないと思いませんか?想像するとおかしすぎる。途中で電話のベルがなって、録り直しになったりとかして(笑)。
ルパンも白乾児も両方愛してるの、な〜んて困ったお方ですね、不二子さまは(^_-)。

プーン→不二子

フィルム目当てで自分に近づいたことを知りながら、不二子と関係を持った白乾児。とはいえ、不二子に対して愛情があったとは思えません。不二子の色香には逆らえなかったってとこでしょうか。こんないい女に迫られて『据え膳食わぬは男の恥』とか思ったのか(笑)。
上でも触れましたけど、白乾児は女性を精神的に愛したりはしないと思うんですけどね。しょせんは不二子の片思いってことでしょうか・・・。

★総   評★

項目によって点数にムラがあるので、合計点は意外と低かったですね。でも誠実で優しい白乾児なんて見たくないので、これでOKですよ。
白乾児は不二子に似合いか、って以前に白乾児は不二子の恋人になる気ないと思う(笑)。よって今回の採点は意味な〜し(-_-)。不二子は惚れてるけど男は全く惚れてない、という珍しいパターンですね。

指先から炎が出る装置と硬質ガラス、そして体に塗ると、銃で撃たれても火に包まれても平気な『超硬質液体』の3つを武器に、ルパンを追い詰めた白乾児。もし最後、家に戻る直前に超硬質液体を塗ってれば白乾児の勝利だったんですけど・・惜しかったですね(~_~;)。
炎に包まれながら死んでいく白乾児が、なんとも言えず色っぽくてかっこいいんですよねえ・・・。

この話、登場人物はルパンと次元と不二子、そして白乾児の4人のみ(最初に白乾児を撃った2人組は除外ね)で人間関係がシンプルな分、それぞれのキャラが描き込まれてると思います。
ひたすらルパンの世話を焼く次元が微笑ましいですな。しかしこの頃の次元は射撃の訓練を熱心にやってますよねえ。ほっといたら1日中撃ってると思うな。やはり才能だけじゃなく努力あっての早撃ちなのですね。

不二子が歌う曲(タイトルわからない)も、妙に印象に残ります。こう言ったら失礼ですが二階堂さんはあまり歌がお上手な方ではないようで(笑)、でもそれが逆に雰囲気出てるなあと思います。「さよなら、馬鹿な魔法使いの坊や」ってセリフも好きだなあ。

私はルパンと次元が朝食を作るシーンが好きです。次元の「朝食は女が作るもの」には「じゃあ夕食は男が作ってくれるのかよ!」とツッコミたくなる(笑)。この二人が作った料理を、一度でいいから食べてみたいもんですなあ。二人とも手際良さそうですよね(^。^)。

旧ル中で『魔術師と呼ばれた男』が一番かっこいい話だと思います。いかにも“大人向け”ですね。小学生の頃再放送で初めてこの話を見たときは、見てはいけないものを見たように思えました(笑)。白乾児の「女はどこだ、連れて行く」なんてめちゃめちゃ怖く聞こえましたよ〜。
ラストの原っぱに寝転ぶルパンと次元が若いですねえ(笑)。なんとなく“そろそろ青春が終わろうとしてる”って雰囲気が漂ってて、少し切ないです。旧ルのルパンは少しだけ少年の面影を残しているところが魅力ですねえ。次元も“おにいさん”と“おじさん”の間ぐらいの雰囲気だしね(笑)。
旧ルでのそれぞれのキャラの初々しさって、なんともいえずいい感じですよねえ・・・。


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