• 強　さ
  「ルパンの最大のライバル」なんですから、ルパンに劣らない強さを持っているはず。ですがアニメではよくドジ踏んでます、残念ながら。でも稀に本気になった時（いや、いつも本気だと思いますけど特に(^_^;)）は、ルパンに負けない力を発揮することも。
  銭形さんは、話によって強さにムラがあるんだよなあ。ということで平均して３としました。
  
  
• 誠実さ
  さほど女っ気のないこのお方。女遊びの心配はないでしょう（たぶんね）。この人と決めた女性を一生一途に愛するはず。
  ただし、銭形さんの生活の優先順位はルパン逮捕が一番。あまり一緒にはいてくれなさそう。よって４。
  
  
• 頭の良さ
  この採点はアニメを対象にしてます。アニメ（特に新ル以降）の銭形警部は残念ながらボケの要素が強く、決して頭がいいとは言えないです。特にパースリの銭形さんはひどい(ｰｰ;)。よって３。原作の銭形警部ならばもっと高いんですけどね。
  
  
• 図太さ
  ルパン逮捕に夢中になるあまり、他人に迷惑をかけても気付かないこともしばしば。そしてどんなに失敗してもルパンを追い続ける不屈の精神力。ルパンに関する限り、良くも悪くもかなり神経は太いと思われます。
  しかしかなりナイーブな面も見られます。精神的に追いつめられて、ご乱心気味の事が何度かありました。それに次元に「友達なくす」と言われて、本気でショックを受けてたし。
  惚れた女性に対してはどーなんでしょうね。慣れないだけに、裏切られたらかなり落ち込むのではないかと思うのですが。とりあえず３にしときます。
  
  
• 包容力
  とにかく女性と絡むシーンが少なすぎてわからないんですよねー、うーん。
  なんとなく、ルパンのことで頭がいっぱいで女性を受け止める余裕はないのでは、と思うんですよ。決して包容力がないわけではないでしょうけど。
  でも銭形さんも大人だから、いざとなれば（笑）意外に甘えさせてくれるかも？４にしときましょ。
  
  
• 優しさ
  もちろん優しいですよ、銭形さんは。その優しさが災いして、ルパンを取り逃がすことも度々ですが(^_^;)。
  女性に対するあの不器用な優しさが、またいいんですよね(^^)。ローラの時は、私も銭形さんに惚れちゃいそうだったなあ。もちろん５。
  
  
• 財力
  インターポールのエリート(なんだよね？)警部が貧乏してるとは思えません。なのにあまりいい生活はしてないご様子。この人の事、ルパン逮捕のために自腹を切ってる可能性も高いし、失敗して減給されてることもあるのかも。
  食生活が貧しいのは金がないのか、単に食に興味がないのか（カップめんばっかり^_^;）。ボーナスだってもらってるだろうし、食うに困る生活ではないとおもうんですがねえ。
  とはいえお給料だけでは、あの不二子を満足させるには程遠いでしょう。なので点数は２。
  
  
• 刺激度
  ルパンにとっては、間違いなく刺激的な銭形さん。不二子にとっては・・・？
  恋愛においてはどうなんでしょ。そういうシーンがほとんどないからわかんない。おそらく”恋のかけひき”などとは無縁でしょうなあ。
  ただ変装した不二子とのやりとりを見る限り「女性を褒める」事に対して、あまり照れがない様子。デート中ずーっと相手を褒め続ける、な〜んて意外な一面があったりしてね（笑）。でも、不二子ほどの女を満足させられるとは思えないなあ。よって２。
  

☆本人たちの気持ち☆

不二子→銭形警部
この二人って、お互い相手のことを「男」「女」とは見てないと思うのですよ。不二子にとって銭形警部は“いつもルパンを追いかけて、自分たちの仕事の邪魔をする人物”というのが一番では。
でも『射殺命令』でルパンの命が狙われた時、不二子が真っ先に向かったのは銭形警部のところ。次元も五右エ門もいるのに、わざわざ銭形さんの出張先まで行って助けを求めています。
これって不二子が「銭形警部ならルパンを助けてくれる」と信頼しているからこその行動でしょう。「射殺命令」を出したのが他ならぬ警察なのに、あえて警官である銭形警部のところに行くほど信用している。
不二子は銭形警部を『自分と同じくらい、あるいはそれ以上にルパンを愛している人物』とも思っているんでしょうね。

銭形警部→不二子
あれほど魅力的な不二子を、全く女として見てないらしい銭形警部。「ミサイルジャック作戦」では平気で不二子の服を破いてたし、「名画強奪ウルトラ作戦」では不二子の手をハエたたきで何度もたたいて、殺虫剤までかけてたし・・・。でも変装した不二子には、いつもデレデレ。
「峰不二子」に対しては「ルパンが惚れている女であり、仲間である」というフィルターがかかって、女に見えなくなってしまうんですね、きっと。ホント、仕事熱心・・・。
「不二子のいるところルパンあり」と言っているように、不二子単体には全く興味がない様子。

★総　　　評★
本来は『不二子の恋人としてどうか』を採点するコーナーなのですが、今回は『一般的な恋人候補としてどうか』という感じになっちまいました。
全体的に点数低くなっちゃったなー。もっと高くつけたかったんだけど。新ル以降ボケキャラになってしまったことと、女性慣れしてないというか女性と絡む話がほとんどないせいです。で、どう考えても不二子には向いてないと(笑)。
この点数以上に銭形さんは素敵な人ですよ、絶対(^^)。

この二人の恋愛って、全く想像できないです(~_~;)。お互い異性として見ていないだろうし、あくまでルパンを介しての関係でしかない。お互い個人への関心は全くないと思われる二人ですもん。

銭形さんはルパンさえ逮捕できれば、不二子も次元・五右エ門もどうでもいいんでしょうかねえ。
ルパンが収容されている刑務所の前で、共犯者（次元）が昼寝していたり、同じく共犯者（不二子）がルパンを脱走させようとしてるんですよ、１年間も（「脱獄のチャンスは一度」）。なぜ逮捕しないのだ！！
その他、ルパンだけを捕まえることが多すぎです、４人とも犯罪者なのに。警察官が犯罪者を故意に見逃していいのだろうか。始末書ものではないのだろうか・・・。

納谷さんはパイロットフィルムでは五右エ門だったんですよね。どういう経緯で銭形警部になったんでしょうか？今パイロットフィルムを見ると、なんだか不思議な感じがしますよね、「銭形さんが変装した五右エ門」みたいな（笑）。
やっぱり納谷さんは銭形警部だよなあと思う一方で、もしあのまま五右エ門を演じられていたらどうだったかな、という興味もあったりします。

山田康雄さんは「ルパンといえば不二子と思われがちだけど、ベースは銭形警部との男の世界である」と言うようなことをおっしゃってました（細部違うかも）。
銭形警部はルパンの仲間ではない、かといって「敵」というのとも違う。いなきゃ寂しいけど、いたらいたで困る存在。不思議な関係ですね。この二人のやりとり大好きです。アニメのルパンと銭形はちょっと慣れ合い過ぎてる気もしますけど。

銭形警部主役のテレスペ作ったらおもしろそうですよね。もちろんゲストヒロインには銭形警部が絡む。銭形警部の昔の恋人が出てくるとか。見た〜いっ！